実際のところアポクリン腺は必要?不必要?

今やワキガの原因とされて忌み嫌われてきたアポクリン腺。

 

しかし、アポクリン腺がなぜ存在するのか、その理由をこちらでしっかりと確認をしていきましょう。

 

 

■かつてアポクリン腺は重要な汗腺だった

 

・アポクリン腺の役割

 

ワキガの原因を生み出すアポクリン腺。

 

その役割とは、フェロモンの分泌です。

 

人間がかつて猿だった頃、アポクリン腺は現在のエクリン腺と同じとように全身に張り巡らされていました。

 

当時は求愛行動を取るために必要なアポクリン腺でしたが、猿がやがて人間となるうちにアポクリン腺は減少していきました。

 

現在はフェロモンより外見で相手を恋愛対象と判断するようになったため、アポクリン腺はさらに減少、そのため、性的な部位やワキを残してアポクリン腺の存在場所はほぼなくなったのです。

 

このように、アポクリン腺は子孫を残して文明を発達させるためには欠かせない存在だったということになります。

 

 

・現在のアポクリン腺

 

では現在のアポクリン腺には存在する必要があるのかどうか、そう感じる方も多いでしょう。

 

もちろんアポクリン腺が減少したからとはいえ、必ずしも必要ではなくなったと言うことではありません。

 

アポクリ腺の役割は単純にフェロモンを出すだけでなく、同じ遺伝子を持つ者同士を惹き付けないようにする役割があります。

 

同じ遺伝子同士で子どもを産むと、高い確率で障害を持った子どもが生まれやすくなります。

 

それを避けるためにも、アポクリン腺は臭いを持った汗を分泌するのです。

 

年頃の子どもが親に反抗したり、親の臭いに嫌悪感を抱くのはそのためです。

 

 

■臭いで異性に引かれないためには?

 

・ワキガの臭いを抑えよう

 

もともと異性を引き寄せるためだったアポクリン腺ですが、最近ではワキガの原因と言われており、結果的に異性に引かれてしまう原因となってしまっています。

 

異性に引かれないようにするためには、早期からのワキガ対策が必要となってきます。

 

汗をかく前から制汗剤を使用することや、動物性たんぱく質が豊富に含まれた食品の摂取を控えること、そしてストレスを溜めこまないことが大事になるでしょう。

 

 

・雑菌対策を万全にしよう

 

そもそもアポクリン腺から出てきたばかりの汗には臭いがないので、汗が出た後の対策をすることも大事でしょう。

 

もしも汗を拭き取ることのできる状況であれば、こまめに汗を拭き取ること、シートタイプの制汗剤や殺菌ウェットティッシュなどがあると心強いです。

 

アポクリン腺から放出された汗が雑菌と出会うことで初めて臭いがするため、消毒液と布の組み合わせも良いと言えます。